沖縄戦遺骨収集ボランテア・ガマフヤーより参加・拡散ののお願い

 

昨年12月28日辺野古基地設計変更の承認が強制代執行され工事が始まろうとしている。

しかし、防衛省は2013年の仲井真知事との約束である工事を始める前の沖縄県との事前協議がなければ着工はできないはずだ。今まで防衛省は南部遺骨土砂の基地建設への投入について、「遺骨問題は重要な問題だが、まだ決まっていない。土砂の調達についてはしっかり検討する」と繰り返してきた。設計変更承認を強制代執行した今、まだ決まっていないとしてきた南部遺骨土砂についてしっかり検討した結果を協議する時が来ている

県民や遺族の戦争基地に使ってはならないという意志に反するものならば絶対に認められない。

全国の沖縄に心を寄せる皆様!戦没者の尊厳を守るために国会議員会館に集まってほしい。

 

2・6遺骨土砂・緊急防衛省交渉

ちょっと待った!代執行による辺野古工事着工

「重要な問題だ」と言うなら南部遺骨土砂を海に捨てるな

 

26(火曜日) 12時〜2

■国会議員会館(部屋未定)

■主催:沖縄戦遺骨収集ボランテア・ガマフヤー

連絡先 具志堅隆松 090−3796−3132

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

3、、 

 意見書可決自治体229(3月25現在)

 

東村、伊平屋村で可決 沖縄県内未採択9自治体に

 

<沖縄県内>33

沖縄県、沖縄市、那覇市、名護市、西原町、うるま市、南風原町、宜野座村、恩納村、北中城村、中城村、浦添市、豊見城市、八重瀬町、与那原町、読谷村、渡嘉敷村、座間味村、伊是名村、今帰仁村、国頭村、粟国村、久米島町、渡名喜村、与那国町、石垣市、大宜味村、糸満市、北谷町、宮古島市、伊江村、東村、伊平屋村

<沖縄県外>196

(北海道)江差町、更別村、剣淵町、美深町、占冠村、仁木町、八雲町、旭川市、北広島市、古平町、由仁町、赤平市、知内町、札幌市、上川村

(青森県)平内町、横浜町

(宮城県)涌谷町、仙台市、宮城県、栗原市

(山形県)三川町、上山市、村山市、庄内町、山形市、酒田市、米沢市、寒河江市、鶴岡市、大蔵村

(秋田県)井川町、五城目町、藤里町、にかほ市、小坂町、八郎潟町、大館市

(岩手県)北上市

(福島県)川俣町、猪苗代町、広野町、北塩原村、昭和町、喜多方市、三春町、石川町

(新潟県)加茂市、湯沢町

(栃木県)那須町

(埼玉県)上尾市、秩父市、桶川市、嵐山町、鳩山町、杉戸町、埼玉県、神川町、羽生市、川越市、ふじみ野市、越生町、毛呂山町、

富士見市、久喜市、新座市、蓮田市、越谷市

(群馬県)草津町、甘楽町

(茨城県)取手市

(東京都)小金井市、清瀬市、国立市、武蔵野市、小平市、立川市、三鷹市、中野区、府中市、東村山市

(神奈川県)鎌倉市、中井町、逗子市、伊勢原市、葉山町、大磯町

(千葉県)市川市、白井市、八街市館山市

(長野県)長野市、坂城町、南相木村、朝日村、長和町、南箕輪村、茅野市、大桑村、富士見町、南木曽町、小海町、小谷村、木島平村、松本市、豊丘町、麻績村、宮田村、下諏訪町

(山梨県)北杜市

(石川県)金沢市、珠洲市、内灘町、白山市、加賀市、志賀町、七尾市、能美市

(福井県)越前市

(静岡県)函南町、伊東市

(岐阜県)関市

(滋賀県)滋賀県 

(愛知県)犬山市、蟹江町

(三重県)御浜町

(京都府)向日市、南山城村、亀岡市、京都市、長岡京市、京都府、南丹市

(奈良県)奈良県、宇陀市、広陵町、大和郡山市、三郷町、王寺町、安堵町、平群町、斑鳩町、川西町、河合町

(大阪府)茨木市、吹田市、阪南町大阪市、河南町、太子町、四条畷市、泉大津市、堺市、貝塚市、高石市、和泉市、豊中市、能勢町、高槻市、豊能町、柏原市、池田市、松原市、富田林市、熊取町、大東市

(和歌山県)九度山町、かつらぎ町、上富田町

(兵庫県)西宮市、伊丹市、佐用町、高砂市

(岡山県)岡山市

(鳥取県)北栄町、倉吉市、南部町、伯耆町、琴浦町、大山町

(広島県)尾道市、庄原市

(高知県)土佐町、本山町、日高村

(愛媛県)砥部町、内子町

(福岡県)八女市、福岡市、中間市、北九州市、うきは市、春日市

(熊本県)宇城市

(鹿児島県)東串良町

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

読谷遺族公聴会 3月4日

南部土砂採取に怒りの声続出

 

 3月4日、読谷遺族公聴会に40名を超える遺族が参加した。具志堅さんの提案するガマなどのある南部未開発緑地帯の県による買取、県有地化の提案は、前日の3日県に正式に出された。それを受けて読谷公聴会では3月県議会にこの提案の陳情に読谷村の遺族を中心に具志堅さんを代表として24名で提出することになりました。会場は「南部土砂を戦争基地に使わせない!沖縄戦を繰り返させるな!」と言う声が次々に出ました。遺族の壮絶な体験に基づいた証言や買い取り得梨絵の意見をお伝えします。

 

 

以下は参加者から出された意見

ガマに逃げると、弟が泣き止まない。日本軍に殺せと言われてオジイ、オバア含めて家族でガマを出ると機関掃射で家族が死んだ。

南部で家族11名がガマの天井が崩れ生き埋めになった。土砂の基地使用など絶対に許せない。

祖父母は南部で死んだ。どこで死んだかわからない。県有地化には協力したい。

逃げきれず、オジイを山の木のところにおいて逃げた。地元の方が1度食事を渡してくれ、近くに埋葬してくれた。戦争が終わってその話を聞いて遺骨を持ち帰った。

遺骨に執着するおばさんが遺骨が好きなのかと子供心に思った。おばさんは遺骨からおんまーと子供が読んでくれると思っていたのではないか。県有地化には全力で協力する。

若いときに遺骨を拾い集めた。土壌を科学的に分析するなどしてみては。

具志堅さんのお話を聞き話そうと思った。戦後、子どもの時不発弾で片足を失い今まで生きてきた。戦争に近づくことは絶対にいけない。

今日、沖縄戦での家族の話をして胸がすっとした。

業者が遺骨は琉球石灰岩にないと言うが、納得いかない。遺骨は粉々になり混じるはずだ。

爆弾が落ち大きな穴が開き人がその中で死ぬ。そしてその隣でまた爆弾が落ちてその遺体が土と共に横の穴にかぶさった。遺骨は土の中に確実に混じっている。

家族の遺骨は帰らず、戦没地の石を骨の代わりに持ち帰ってきた。魂魄の塔の付近は聖地であり掘り返すなど許せない。

軍に南に逃げれば日本軍が助けてくれると言われて南に逃げた。

日本政府は沖縄の人の命をどうでもいいと思っている。

 

具志堅さんの話し

骨や血は琉球石灰岩にも混ざる。しかし、大事なことはそこで沖縄戦で多くの人が死んだと言うことだ。その場所を戦争に使うと言うことは許せないと言うこと。戦没者を冒涜していると言うことです。

やむなく土砂を民生に使うことはあっても、それを戦争基地に使うのは許せないと言うことです。

遺骨は沖縄戦があったからある。私が戦争準備に反対するのはこのままではまた私たちが戦没者になってしまうからです。

南部土砂は未開発の緑地帯として南部に線上にある。これを県が購入し県有地化する目的は、ふるさと納税などを使い全国に政府の不当性を訴えること、そしてもう一つは沖縄戦の記憶を保存し時代に引き継いでいくことだ。これは南部土砂を戦争基地に使うことを政府が撤回しても行わなければならない。

県には県有地化案を提案した。次は県議会で議論してもらうために県議会に陳情する。皆さんも連名していただけませんか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

県に提出した請願書は下記の通りです。

読谷村で遺族公聴会 3月4日

昨年の南風原、糸満に続き3月4日、読谷村で3回目の遺族公聴会を行います。遺骨混じりの南部土砂の採取に関しては「遺族こそが

当事者で、政府が真っ先に耳を傾けるべきは遺族の声」(具志堅隆松)というのが私たちの立場です。

読谷村には南部へ逃げ回り犠牲となった戦没者遺族が多くおられます。時間が短かったという前回の意見を取り入れ、今回はたっぷり時間をとってあります。ぜひ、この機会に遺骨土砂採取についてのみなさんの率直な声をお聞かせください。

 

アンケートは遺族でない方からも歓迎です。ご記入の上、ぜひ下記までお送りください。

Fax送信先:0980-55-2245(沖縄平和亜ポート宛)

郵送先 :〒900-0012 那覇市泊1-28-3 サントピア泊501号 具志堅隆松

 

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 1月18日、衆議院第2議員会館で政府との意見交換が行われました。厚労省、外務省、防衛省の役員ほか今回初めて消防庁、内閣府からも出席。意見交換会には立憲民主、共産、社民、沖縄の風の議員も参加。以下はその詳細です。youtubeもアップします。 

 戦没者遺骨問題・ガマフヤーと国との意見会 

                         2023.1.18 全記録公開 1部 厚労省・外務省 0:00~ 2部 防衛省13:4

                                           *意見交換会事務局で今回の意見交換会での新しい話など赤字を付けました

1 部 厚労省(6 名)・外務省(1 名)意見交換会

  0:01  ガマフヤー具志堅隆松さん開催あいさつ

  0:06  近藤昭一議員あいさつ

  0:09  赤嶺政賢議員あいさつ

  0:12  DNA 分析施設・遺骨収集推進法の集中実施機関の終了についての回答・質疑

  0:21  ガマフヤーから那覇市海軍豪後の発掘を国がするよう提案

  0:36  厚労省から海軍豪について回答

  0:47  ミャンマー遺族から集中期間について

  0:54   3 年ぶりの韓国遺族からの発言

  1:11  平和遺族会から

  1:17  沖縄の遺族から

  1:24  タラワ島の日韓の遺骨を区別するためのストロンチウム検査について 遺族への鑑定結果の通知の問題

  1:30  韓国人遺骨の返還に向けた DNA 鑑定への参加等についての回答

  1:34  タラワ島の確認された韓国人遺骨の返還について

  1:44  近藤昭一議員まとめ

  1:46  ガマフヤー具志堅隆松さんから 1 部のまとめ

 

2 部 防衛省(4 名)・内閣官房(1 名)、消防庁(1 名)意見交換会

  1:48  辺野古に南部土砂を使わせない署名提出

  1:50  各省庁参加者自己紹介

  1:53  赤嶺政賢議員あいさつ

  1:55  新垣邦男議員あいさつ

  1:56  伊波洋一議員あいさつ

  1:59  ガマフヤー具志堅さん浦添西海岸の軍港建設反対の提起

  2:04  浦添西海岸の未来を守る会ズーム参加、ご遺族の発言

  2:15  浦添西海岸未来を守る会の紹介動画と説明

  2:24  浦添西海岸軍港建設問題について防衛省に質問

  2:30  ミサイル基地から命を守るうるま市民の会からズーム発言

  2:40  ミサイル基地予算反対、台湾有事に本土へ攻撃が来ないのかと、本土の住民の避難計画は なぜつくらないのかいう質問と  

      ガマフヤー具志堅隆松さんから質問についての説明

  2:43  省の回答質疑、本土への攻撃の可能性について「仮定の状況について答えることは困難。 様々な事態の対応は平素か

      ら普段の検討を行っているが詳細ついては我が国の手の内を明らか にしてしまうのでご理解いただきたい」VS 具志堅さん

   「国民の命にかかわることだ」

  2:49  赤嶺政賢議員、石垣島等の現在の住民の様子を話し追及

  2:51  防衛省回答 「目に見える形で部隊配備をすることが抑止力として機能」

  2:54  赤嶺政賢議員 抑止が破られたらどうなるのか

  2:55  万が一抑止が破れたら配備している防衛力を発揮する

  3:00  本土の国民の戦争への避難計画について、原発攻撃を考えているか

  3:02  消防庁回答 事故に備えて避難は考えている

  3:06  内閣官房 事故に備えた避難は考えている

  3:09  防衛省回答 抑止が破れたら配備した防衛力を発揮する

  3:11  沖縄戦遺族から発言「沖縄が本土に悪いことをしたんですか?」

  3:13 ガマフヤー具志堅隆松さん有事に基地攻撃を受けることを想定しているか

  3:15  消防庁

  3:17  内閣官房

  3:23  南部土砂の戦争基地への使用問題への質問と防衛省の回答

  3:24     防衛省 まだ決まっておらず、よって意見を聴く予定はない、どこの土砂を使うかは決めるの は受注者である

  3:26     福島みずほ議員追及 使うか使わないか、決まっていないならリストから外せばいい

  3:28     計画したこと自体が問題だ。遺骨への冒涜だ。撤回が筋。自分たちが計画したのに業者が決め ると言うのは卑怯だ

  3:30     うるま市民の会から発言、業者が始めようとしているのは防衛省が約束しているからでは

  3:32     浦添西海岸の未来を守る会、沖縄をどこまで埋め立てるのか!

  3:32     戦没者土砂問題・糸満公聴会の意見を防衛省に読み上げて提出

  3:38     沖縄から持ってきた遺骨土砂の説明「南部土砂は御霊石であり魂がある」戦後、遺族に返した その石には戦没者の魂がこ

               もっていると言うことで返したはずだ。その魂のこもった石を海に 捨てようとしている。遺族の声を聞き予定はないと言

               う暴 言は許せない。私たちは沖縄県でご 遺族の声を聞くために公聴会を続けていく。

 

 

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

「人間のやることではない」(遺族)

「台湾有事が起これば今度は私たちが戦没者になる」(具志堅隆松)

1月4日 土砂採掘に抗議

  昨年暮れ、沖縄県が米須鉱山の採掘を事実上許可したことから、1月4日にも工事着手の恐れがあることがわかり、新年早々、急きょ魂魄の塔前の広場で抗議集会が行われた。許可された米須鉱山は魂魄の塔からわずか数百メートルのところにあり、「慰霊の地のこんな近くで土砂採取するのか」と怒りの声が相次いだ。

 正月気分に浸る間もなく、全県に呼び掛けた集会には遺族や戦争体験者、平和団体のメンバーなど160人余りが続々と集まった。全員で魂魄の塔に向かい黙とうした後、ガマフヤーの具志堅隆松さんが発言。「戦争で亡くなった人々の遺骨が混じる土砂が辺野古埋め立てに使われようとしている」「台湾有事で事が起これば今度は我々が戦没者になる」と指摘。支援者の会の北上田毅さんがこれまでの経緯を詳しく解説した。

 親族を沖縄戦から亡くした遺族からは「家族が眠るところからの土砂採取は絶対認めない」「絶対反対、一粒たりとも許してはならない」「人間のやることではない。国会や県との交渉で頑張っている具志堅さんを私も支援したい」との発言が続いた。

 中でも戦火の下を逃げまどい両親と兄弟2人を失い、たったひとりとなった遺族の話は参加者の涙を誘った。

 うるま市の男性は「南部で亡くなった兵隊は全国から徴集された若者。この問題は沖縄だけの問題ではない。全国の問題だ」と

声を張り上げた。

 採掘が許可されたものの、いつ工事の準備に入るか見当がつかないことから、地元の人たちを中心に監視活動を強めていくことを決めた。(当日のようすは新聞記事欄を参照してください) 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 糸満遺族公聴会 35人が参加

「戦没者の血がしみ込んだ土砂を使うことは許せない」怒りの声続出

 11月26日沖縄県糸満で行われた糸満遺族公聴会(遺骨土砂問題)は大成功した。私も参加し司会をした。35人を超える遺族が参加し、次々と南部土砂問題への意見を述べた。「戦争のことを思い出すと夜も眠れない。思い出すのも嫌だけど、ここに来なければならないと思ってきた」「南部に逃げろと言われ南部に逃げた。たくさんの人が死んで折り重なっていた。南部の土地には血が染み込んでいる。そんな土地を戦争基地の埋め立てに使うなんて絶対に反対だ」と語る沖縄戦体験者。「おじいさんのお墓には石が骨の代わりに入れてある」「南部の土砂には魂がこもっている」「ガマの
中にあちこちで遺骨があった」次々体験が語られる。遺族から大きな拍手が起きた場面がある。「辺野古の基地反対のためにやってるんだろうと言う話がある。もう那覇飛行場で使っているじゃないかという話があるが、自分はそんな話を聞くと我慢できない」という話に、「私は遺骨土砂が民生で使われるのはまだ我慢できる、でも戦争の基地のために使われるのは許せない」この意見に一斉に大きな拍手が遺族から起こった。皆さん戦没者の遺骨混じりの、戦没者の血が染み込んだ土砂を戦争に使われることが絶対に許せないのだ。ガマフヤーの具志堅さんが発言する。「先日、本土の遺族を玉砕の場所に案内した。遺骨土砂についてそのご遺族は、沖縄の方が畑に使うと言うなら納得する。でも戦争の基地に使われるのは絶対許せないとおっしゃっていた」

 7月に行った南風原の公聴会に続き2回目の公聴会。遺族の思いが大きな言葉になってきている。「遺骨土砂、血の染み込んだった土砂を戦争のために使うな。戦没者の尊厳を守らねばならない」ということだ。翌日沖縄タイムスが報道した。テレビ局が3社入り公聴会後もご遺族にインタビューが続いた。公聴会は、那覇や北部へと続いていく。来年1月18日、糸満公聴会の意見は防衛省との意見交換会にぶつけられていく。この公聴会で具志堅さんは浦添西海岸の米軍軍港建設に遺骨土砂が使われることに反対する。埋め立てに反対することを訴えた。東の辺野古、西の浦添。戦没者の尊厳を守るために遺族と沖縄県民とともに取り組んでいきます。(K.U)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

南部土砂採取、沖縄戦遺族の声を聞いて 「ガマフヤー」が26日に糸満で公聴会、意見集約し国と交渉へ

南部遺骨土砂採掘に対する沖縄戦戦没者遺族から意見を聴く公聴会を開くことを説明する沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表(左)=24日、那覇市泉崎の県庁記者クラブ

 沖縄戦戦没者の遺骨が混ざる沖縄島南部の土砂が名護市辺野古の新基地埋め立てに使われることに反対している、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」は26日午後4時から、糸満市西川町の西川区公民館で遺族の意見を聞く公聴会を開く。具志堅隆松代表は意見を集約し、2023年1月18日に行う厚生労働省、防衛省、外務省との交渉に臨む考え。

 公聴会は7月に南風原町で開かれており2度目。24日に記者会見を開いた具志堅代表は、南部遺骨土砂採掘問題について「一番の当事者は遺族だ」と指摘。防衛省も県も遺族から意見を聞こうとしないことを批判し「遺骨収集はまだ終わっていない。戦争で殺された人の血を吸った土砂を埋め立てに使うことは許されない」と強調した。

 併せて、辺野古新基地だけではなく那覇軍港の浦添移設でも南部遺骨土砂が使われる可能性があると指摘し、二つの計画を撤回するよう求めた。

 また、戦没者遺骨収集推進法に基づく集中実施期間の延長なども求めた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

遺族の声を国、県に集中させよう!

南部土砂採取問題ついて国と沖縄県は業者をまじえ合意案を作成、一定の約束事をもとに土砂採取を進めようとしていますが、そこには遺族の声はまったく反映されていません。沖縄南部地域には多くの戦没者の遺骨が埋もれたままで、当事者である親族の思いにまず耳を傾けることが行政がやるべきことだと私たちは考えます。沖縄県は「遺族公聴会を開くべきだ」と、何度となく要請していますが、今のところ県の姿勢は非常に消極的です。そこで私たちは独自に公聴会を開き、遺族の声を聞き県に届けています。また東京・靖国神社前でも数千枚のチラシを配布し、遺族に南部土砂問題についての意見を求めてきました。すでに数十通の意見が届けられました。

下記の書類は沖縄県内で配布されているチラシです。あなたの周りに沖縄県内もしくは下記対象地域で亡くなった戦没者がいましたら、ぜひご遺族としての声をお寄せください。ご協力をよろしくお願いします。

  南風原遺族公聴会  7月24日南風原文化センター

 「全国規模の運動にしてもらいたい」(遺族)

 南部土砂採取について遺族の声を聞く公聴会が24日、南風原文化センターで行われました。新聞へのチラシ折り込みが間に合わず、どれだけの人が集まってくれるか不安でしたが、口コミで9人もの遺族が参加してくれました。

 あいさつに立った具志堅隆松さんは、「南部土砂採取の問題はまずなにより、当事者である遺族のみなさんの思いに耳を傾けるべき。県がやらないのなら私たちがやる」と経緯を説明。次いで遺族が親族がひとりひとりが思いを述べました。「遺骨がどこにあるのか分からない。国は遺骨を収集しようとしないのに南部の土砂を埋め立てに使おうとしている。とんでもない」「この問題は沖縄に限らず全国の遺族に共通している。本土の遺族にも訴えてほしい」など怒りがこもった意見が次々と出されました。公聴会は読谷村、中城村などでも近く予定しています。 

「これでは遺骨は必ず土砂とともに埋め立てに使われてしまう」

合意案撤回を求める要請書を送ろう!

沖縄戦跡国定公園内にある糸満市米須での鉱山開発を巡り、総務省の公害等調整委員会の裁定委員会が示す和解案に沖縄県が6月24日合意したことを受け、わたしたちは遺骨が混じる土砂の採取を事実上認めるものだとして沖縄県と公害等調整委員会に撤回を求める要請書を一斉にFaxで送ることを決めました。合意案の詳しい内容について下の文書をお読みください。要請書を印刷の上、

沖縄県庁(Fax.098-866-2467)、公害等調整委員会(Fax.03-3581-9488)宛に送ってください。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

沖縄県知事 玉城デニー様                             2022年7月   日

 

熊野鉱山開発に係る公害等調整委員会の合意案受諾撤回を求める要請

 

<要請人>

住所:

氏名: 

団体名:

 

 日々の沖縄県政運営に心から敬意を表します。

さて公害等調整委員会は、本年6月14日、沖縄県糸満市の熊野鉱山開発に係る県の措置命令の取り消しを求めた開発業者の不服申立てについて、双方に合意案を提示しました。すでに開発業者は合意案を受諾し、知事も6月24日、合意案を受諾すると回答されました。

しかし、今回の合意案に沿って事業が進められれば、熊野鉱山周辺に今も残っている戦没者の遺骨が散逸してしまうことが危惧されます。また、今回の合意により県の措置命令が失効してしまうことから、今後、沖縄戦跡国定公園内の20数か所の鉱山、そして今後、新たに開発される鉱山に対して、県が自然公園法に基づく措置命令を出すことは困難になってしまいます。

さらに県の措置命令は、「(事前の)遺骨の有無の確認」、「掘採開始前の県との協議」を義務づけたものでしたが、合意案では、「(業者が)工事の際に遺骨を発見したときは、半径5mの範囲で工事を2週間中止し、遺骨収集情報センター等による調査・遺骨の収集を認める」というものにすぎません。しかし南部地区の遺骨は細かく砕かれたものが多く、重機による掘採中に遺骨を発見することなどほぼ不可能です。 

措置命令は自然公園法に基づいたものですから、違反すれば知事が中止命令を出すことが出来、罰則規定も設けられています。しかし、今回の合意案では業者が掘採中に遺骨を発見しても、「気がつかなかった」といえば済まされてしまいます。何のペナルティもありません。

知事は24日の記者会見で、「合意案は措置命令の内容を概ね反映している」といわれましたが、合意案は措置命令の内容とは基本的に異なったものです。

そもそも、南部地区の遺骨混りの土砂問題の当事者は、今も肉親の遺骨が戻っていない戦没者のご遺族の方々です。しかし、県は今回の合意案受諾にあたってご遺族の方々の意見を聞いていません。先日もあるご遺族の方が、「何故、公害等調整委員会や県が、私たちの肉親かもしれない遺骨を勝手に処分することができるのか?」と強く抗議されています。

知事は、今回の合意案受諾を撤回されるよう要請します。

 

                      <その他の意見・要請事項>

                                                                 

                                                                 

 

                                                                 

                                                                                                                                                                                                                                                   ------------------------------------------------------------------------------------------------------------                    

 

9公害等調整委員会委員長様                            2022年7月   日

 

糸満市熊野鉱山開発計画に対する合意案の撤回を求める要請

 

<要請人>

住所:

氏名: 

団体名:

 

 

 日々、公害紛争の解決や、鉱業・採石業と一般公益との調整等にご尽力いただいていることに敬意を表します。 

さて公害等調整委員会は、本年6月14日、沖縄県糸満市の熊野鉱山開発に係る県の措置命令の取り消しを求めた開発業者の不服申立てについて、双方に合意案を提示されました。すでに開発業者は合意案を受諾し、沖縄県も6月24日、受諾すると回答しました。

しかし、今回の合意案に沿って事業が進められれば、熊野鉱山周辺に今も残っている戦没者の遺骨が散逸してしまうことが危惧されます。また、今回の合意により県の措置命令が失効してしまうことから、今後、沖縄戦跡国定公園内の20数か所の鉱山、そして今後、新たに開発される鉱山に対して、県が自然公園法に基づく措置命令を出すことは困難になってしまいます。

さらに、県の措置命令は、「(事前の)遺骨の有無の確認」、「掘採開始前の県との協議」を義務づけたものでしたが、合意案では、「(業者が)工事の際に遺骨を発見したときは、半径5mの範囲で工事を2週間中止し、(県の)遺骨収集情報センター等による調査・遺骨の収集を認める」というものにすぎません。しかし南部地区の遺骨は細かく砕かれたものが多く、重機による掘採中に遺骨を発見することなどほぼ不可能です。 

措置命令は自然公園法に基づいたものですから、違反すれば知事が中止命令を出すことが出来、罰則規定も設けられています。しかし、今回の合意案では業者が掘採中に遺骨を発見しても、「気がつかなかった」といえば済まされてしまいます。何のペナルティもありません。

そもそも、南部地区の遺骨混りの土砂問題の当事者は、今も肉親の遺骨が戻っていない戦没者のご遺族の方々です。しかし、公害等調整委員会は今回の合意案の提示にあたってご遺族の方々の意見を聞いていません。先日もあるご遺族の方が、「何故、公害等調整委員会や県が、私たちの肉親かもしれない遺骨を勝手に処分することができるのか?」と強く抗議されています。

公害等調整委員会は、今回の合意案を撤回し、ご遺族の方々の声を聞いた上で、県の措置命令を認める裁決をされるよう要請します。

 

                                            <その他の意見・要請事項>

                                                                  

                                                                 

                                                                 

*****************************************************************************************************************************************

22.7.4 県知事にあてた和解案合意の問題点と撤回要請書 PDF

https://drive.google.com/file/d/1rKjoM1KMIJs2pq9zvbd3o0sOC7jR_Vzp/view?usp=sharing  <-- クリック
公害等調整委員会要請FAX  7.1  PDF
https://drive.google.com/file/d/17dttYLWFm5-dACDp_B9HE8jMRR1-Ydvf/view?usp=sharing <-- クリック
合意撤回要請文書FAX 7.1  PDF
https://drive.google.com/file/d/1mXi91vji3BUVZtomMK8Kz6Gf1zQ0BOsd/view?usp=sharing <-- クリック

*****************************************************************************************************************************************

慰霊の日

     3度目のハンストアピール行動

        戦没者読み上げ行動も

                ー22、23日 平和公園ー

 3年ぶりに首相が出席する「慰霊の日」式典に合わせ、わたしたちは昨年同様、平和公園の一角で2日間だけのハンスト・アピール行動を計画しました。

 首相が菅から岸田に代わっても辺野古新基地埋め立てに南部土砂を採取する防衛省の計画はまったく変わっていません。採掘業者は法的手段に出ても土砂採取を進める構えです。

 昨年来、ハンストや県庁前集会、院内集会、防衛省との交渉など続けざまに運動を展開してきたことから、「遺骨混じりの南部土砂採取問題」は広く国民に知れ渡ることになりました。地方自治体における南部土砂採取反対の意見書も216自治体を数えています(2022年5月現在)。

 しかし、政府の姿勢は一向に変わることはありません。わたしたちは政府が断念するまでこれからも粘り強く国民に訴えていくつもりです。

 22日午後からは10日間かけて戦没者24万人余の名前を読み上げる全国的な運動にも加わり、ハンスト現場で最後の読み上げを行う予定です。どなたでも参加できます、ぜひ会場に足を運んでください。 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

埼玉県川越市の斎藤美紀子さんから12月議会で可決されるまでの感動的な活動報告が届きましたので、その経緯を要約して紹介します。

            自民、公明も含め全会派が紹介議員に

「あなたたちはすごいことをやったんだよ」(議員のひとり)

 

活動の経緯

昨年3月、具志堅隆松さんのハンガーストライキに呼応して、川越駅前で「遺骨が混じる土砂使用に反対する」街頭宣伝を開始。

 6月議会では日米地位協定の抜本的見直しを求める請願を出していたため、遺骨土砂問題は先送りに。さらに9月議会に議員提案を各会派にお願いし

 たものの、衆議選が真近に控えていたため実現はできなかった。

・12月議会には何としても請願を出そうと7月から本格的に準備。

 ①宗教者への働きかけ(初めての試み)②新聞社への取材要請  ③映画「ちむりぐさ」の上映会  ④北上田毅さん、具志堅さんの講演会などを次々と

 企画し、つながった人たちとともに署名活動も展開した。人から人へ署名活動は広がり、最終的に6712筆の署名が集まった。

・全議員個人宛に手紙を8回送付(内容は遺族や沖縄出身者の声、自民古賀氏や西銘氏の言葉、具志堅さん講演の内容など)。

・さらに全会派に請願に賛同してくれるよう電話、手書き、ロビーでの会話など、それぞれ8~10回働きかけを行った。本会議前後にも全会派に念押

 のお願いに回った。

そして12月議会、全会派が紹介議員となってくれ、請願は全会一致で可決(12月21日)されました。

 

議員のひとりが「市民のこうした内容の請願で自民公明も含めた全会派から紹介議員が出たのは画期的なことだよ。あなたたちはすごいことをやったんだよ」と言ってくれた。

運動に関わった仲間からは「署名1筆いただくのは本当に大変だった、でも勇気を出すとわかってもらえた」「議員のみなさんが賛成してくれたことに感謝。川越市に住んでいることに誇りを覚える」「私の街でも取り組まないといけない。全国にもっと広がってほしい」など感動的な声が数多く寄せられました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

                                                     20211129

支援者の皆様

                                                    島ぐるみ宗教者の会

                                                    ガマフヤー支援者の会

                                                  事務局 谷 大二

 

皆様ご健勝のこととお慶び申し上げます。

島ぐるみ宗教者の会、ガマフヤー支援者の会は昨年12月から南部島ぐるみの会、本土の宗教者・支援者の皆様と共に南部土砂の問題に取り組んできました。具志堅隆松氏が糸満市米須の鉱山開発の現場で遺骨を発見して1年になります。この1年の経過報告を送ります。これまでの皆様のご支援、ご協力に感謝するとともに、今後ともご協力をお願いします。

 

南部土砂問題経過報告

■具志堅さんと支援者は3月に県庁前広場、6月に平和祈念公園、8月に靖国神社前でハンストを行いました。3月と6月は玉城知事もテントに。

3月、県知事に提出した署名はわずか1か月で38,000筆(テント前6000 SNS32,000)集まりました。9月には国(防衛省)に別途、東京で 

    集約した33,000筆の署名を提出しました。

5月、沖縄県知事は熊野鉱山に措置命令。9月、熊野鉱山は措置命令を不服として「公害等調整委員会」に取り消し請求を行いました。この

    1216日に東京で最初の審査が行われます。現在、熊野鉱山の工事はストップしています。

■熊野鉱山は鉱山の搬出路がないため、農地転用申請を行っています。転用期間は3年で、鉱山開発計画も当初の7年を3年に短縮せざるを得な

    くなっています。なお、この搬出路はシーガーアブ(二つガマ)の連絡洞の上を通る計画で、歴史的遺構の破壊が懸念され、糸満市議と連携

    して対応を検討中。

■「遺骨を含んだ南部土砂を埋め立てに使う計画を撤回せよ」という意見書が全国138の自治体で採択され、国に提出されています。さらに国

    に計画の断念を迫っていくため、まだ採択されていない自治体に住民から陳情や誓願を提出するよう訴えています。県内は11/26に再陳情を

    発送済。

■戦没者遺骨の散逸を防ぐために、県は沖縄戦跡国定公園の特別地域の拡大を検討しています。それによって届け出が許認可となり、遺骨の散

    逸を防ぐために規制がかけられます。また、南部だけでなく本島全体でも遺骨が眠っています。遺骨の散逸を防ぐ条例制定の研究会を立ち上

    げ、与党県議団とも話し合いを進めています。来年の復帰50年合わせて、条例制定を目指しています。

1125日、県は防衛局の出している辺野古新基地建設設計変更申請に対して不承認としました。。南部土砂の人道上の問題は不承認の根拠

    理由には入りませんでしたが、知事は記者会見で南部土砂の人道問題についても言及し、「南部土砂は使わせない」と決意を表明しました。

■厚労省、防衛省交渉も行ってきました。政府は国会の答弁で、「県内と県外のどちらから調達するかも含め、現時点では確定をしていない」

    と言っていますが、計画書に南部土砂を書き入れること自体、人道上の視点を欠くもので、今すぐ撤回すべきです。また、「仮に南部で土砂

    採掘する場合には、業者に戦没者のご遺骨に十分配慮したうえで行われるよう求める」と答弁しています。2016年に施行された「戦没者遺

    骨収集推進法」では遺骨収集は国の責任であると明確にしています。業者任せにするのではなく、国が責任をもって積極的に遺骨の散逸を防

    ぎ収集すべきです。

■南部土砂問題ではホームページを立ち上げています。

     https://action-nanbudosya.jimdofree.com/  「ホームページ アクション南部土砂」⇒検索

以上

 

<ご協力のお願い>

全国のまだ採択されていない自治体に対して陳情書を地元の住民や宗教者から出していただきたいと考えています。皆さんの本土のお知り合いの方たちお願いしてください。陳情書のサンプルは上記ホームページからダウンロードできます。 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ご協力のお願い

 

 防衛局は沖縄本島南部の土砂を辺野古新基地建設の埋め立てに使う計画を辺野古新基地建設設計変更申請(2020年)の中で明らかにしました。沖縄戦では沖縄住民、日本将兵併せて24万人もの犠牲者をだしました。その半数は沖縄本島南部で亡くなっています。戦後、遺骨は沖縄住民の手によって回収されましたが、今でも多くの遺骨が本島南部の土の中に眠っています。いまなお多くのボランティアによって現在も遺骨収集が行われています。沖縄だけの問題ではありません。全国の問題です。

 私たちは防衛局に対して本島南部の遺骨の眠る土砂を辺野古の埋め立てに使用することを断念するよう求め、20217月に全国の自治体の議会に対して「沖縄防衛局は悲惨な沖縄戦の戦没者の遺骨が眠る土砂を埋め立てに使用しないことを求める意見書」を議決するよう要請してきました。現在、9月議会で意見書を採択した議会は135(11月9日現在)になります。さらに多くの自治体に12月議会で意見書の採択を求めたいと考えています。

そこで、まだ意見書が採択されていない市町村にお住いの皆様に12月議会に向け地元の議長、議員への働きかけをお願いします。

 皆様のご協力をぜひ、よろしくお願いいたします。 (陳情書のひな型は下記にあります)    

           

 

 

ダウンロード
陳情書見本と資料
陳情書見本、資料.pdf
PDFファイル 581.2 KB

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ダウンロード
ガマフヤー浦和集会.PDF
PDFファイル 619.7 KB

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

地元の衆議院選立候補者に

「沖縄南部土砂採取についての態度表明を求める」質問書を送ろう

 

 「ガマフヤー」具志堅隆松さんの提案です。

19日公示される衆議院議員選挙の立候補者に向け「遺骨が混じる沖縄南部土砂の埋め立てへの使用」についての態度表明を求めるキャンペーンを始めます。みなさんがお住いの地域から出馬する立候補者に持参あるいはメール、ファクス、郵送などの形で送ってください。

 下記ファイルを印刷後、送り先の立候補者名を記入。あなたの氏名(もしくは団体名)、住所、意見をご記入の上、送ってください。立候補者が複数いる場合は、コピーしてお使いください。立候補者の事務所住所やメールアドレス、ファクス番号はサイトやチラシでお調べください。

 

 政治に携わろうとする全国の候補者に、議員である前にひとりの人間として「人道上許されることですか」と正面から問いかけるものです。お力を貸してください。

 

ダウンロード
★衆議院選立候補者への公開質問.pdf
PDFファイル 427.9 KB
ダウンロード
公開質問資料pptx.pdf
PDFファイル 896.1 KB
ダウンロード
公開質問資料2.pdf
PDFファイル 626.0 KB

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

糸満市民に「意見書可決」の報告チラシ

県外での意見書可決が100自治体を超えたことから、わたしたちは土砂採取の地元である糸満市民に報告しようと下記チラシを10月24日付の琉球新報、沖縄タイムスの2紙に折り込むことを決めました。可決された全自治体を記載しています。

これまでの3回のハンストで多くの遺族の方々などから支援金が寄せられ、それをもとに印刷、配布しているものです。支援者に重ねてお礼申し上げます。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


9月19日、新たに就任した後藤茂之厚労省大臣に遺族たちとともに具志堅隆松さん、上田憲司さん(戦没者遺骨を家族の元へ連絡会)が面会し、要請した中身は下記の通りです。映像はその後の記者会見。

 

 

厚生労働大臣 後藤 茂之様 2021 年 10 月 19 日

 

「遺骨含む南部土砂で埋め立てする計画に反対表明し内閣に 働きかけること」と、「海没船艦などの遺骨調査と遺骨(検体)未 収容遺族の DNA 鑑定申請受理」を求める要望書

                                      沖縄戦遺骨収集ボランテア・ガマフヤー                                         

                                           代表 具志堅隆松

 9 月14日、多くの遺族が参加した厚労省・外務省・防衛省との意見交換会が行われました。沖縄県南部土砂問題については土砂から細かい遺骨を取り除くことができないことを沖縄の土砂 を持ち込み説明しました。遺骨を収容した後の土砂からも細かい遺骨が取り切れず残っている 事実を防衛省職員に見せました。しかし、防衛省は業者が決めることとし、計画撤回要求に応え ませんでした。この時、遺族の立場に立つべき厚労省は何も言いませんでした。これは基地建設 の是非の問題ではなく人道上の問題であり厚労省の遺骨問題解決への姿勢が問われます。

 また、当日、52名(日本人 41 名・韓国人 11 名)の戦没者遺族が DNA 鑑定を集団申請しまし た。しかし、海没船艦の遺族など遺骨検体の未収容遺族から調査を求める声が出ましたが、厚労 省は DNA 鑑定申請を受け付けたうえで調査を要望する遺族の希望に、検体遺骨のある遺族が対 象と言うのみで大きな隔たりが明らかになりました。広報についても日・米・韓の共同鑑定が行 われたタラワ島では日・韓両国が遺族に郵送で DNA 鑑定募集を通知し 3 体の遺骨の返還が実現 するなど成果が出ましたが、他地域では遺族に通知しないとしたため、厚労省の広報の大きな問 題が明らかになりました。

 これらの課題を整理・解決するために集団申請した戦没者遺族有志およびガマフヤーから、厚 労大臣に対し「南部土砂を新基地建設に使用する計画に反対を表明し、内閣に計画撤回を働きか けること」および10月から始まっている太平洋地域の遺族の DNA 鑑定募集事業に対し 7 項目 の「遺族からの DNA 鑑定募集の広報・申請」と「遺骨調査・収容」について強く要望します。

 

                            記

  1, 厚労大臣は、自ら行う遺骨収容事業・DNA 鑑定の太平洋地域への拡大と逆行する沖縄県 南部土砂を使用する計画に反

    対を表明し、内閣に計画撤回を働きかける事。

  2,(1)厚労省は、遺骨が出た島・地域の申請を受け付けると言っているが、ビスマルク・ ソロモン・マリアナ・トラ

       ック・マーシャル・パラオ諸島などという区分ではなく、島名 と遺骨の数を10月 DNA 鑑定募集の実施前に明

       らかすること。ただし戦没地の記録は不 正確な場合が多く、沖縄のように、戦没記録に限定せず柔軟に申請を受

       け鑑定をする事。

    (2) 鑑定可能な遺骨がある島の遺族に対しては, タラワ島遺族に対して郵送で案内 したように、厚労省、総務省など

       が持つ年金関係書類・弔慰金・給付金書類などをもと に郵送による DNA 鑑定募集事業についての連絡を行う事。

       地方自治体広報誌について 1 年間継続して広報記事を出すよう地方自治体に事務連絡を発出する事。すべての自

       治 体施設にポスター掲示とリーフレットを置き、遺族や支援者が配布のための持ち帰りが できるようにする事。     (3)戦没船艦などの遺族の DNA 鑑定申請を受け付けること。現在遺骨が無くてもご遺 族の意向に十分に配慮し、

       「申請を受け付け調査の報告を定期的に行い遺骨が出た場合に遺 族に連絡する」「申請を受付け検体キットを送

       り、厚労省として遺骨が出るまで検体を保管 する」「申請を受け付け DNA の抽出・データ化まで行う」など

         30万人海没戦没者ご遺族 の意向に沿った対応をする事。遺族の心情に沿い現在遺骨が収容されていない島・地

       域の 遺族にも同様の対応を行う事。

    (4)集団申請された遺族の希望する以下の遺骨の調査・外交交渉を行い遺族に報告する事。 ア、愛知県の遺族安間

       さん。伊号第 361 潜水艦、沖大東島方面で海没。緯度・経度判明。 イ、京都府の遺族大坪さん。クエゼリン全

       島が米軍基地であり、遺骨の埋められた上に保 育所などの施設が建てられている。 ウ、兵庫県の遺族岸本さん。

       ニューギニア・エフマン島で戦友が「お兄さんはここに埋め た」という場所を地図を添えて厚労省に伝えてい

       るのに何年も連絡がない。 エ、千葉県の遺族上田さん。ミャンマーの兵站病院(現マンダレー大学)で、父を

       含む数 十人が庭に埋葬されている。写真などの詳細な資料がある。

    (5」沖縄戦遺族の鑑定について、鑑定対象が手足の遺骨にまで拡大し、対象遺骨数は 84 体 から 750 体となった。

       現在も収容される遺骨は増え続けている。

       福岡の遺族高向さんに 数年前に報告が 1 回きりだった。これは多くの遺族の疑問である。定期的に鑑定を実施

       し 毎年遺族に報告する事。

    (6)韓国人遺族の申請が、沖縄戦遺族 2 名、太平洋地域遺族 9 名からおこなわれ厚労省は 集団申請を受け取ってい

       るが、遺族の高齢化は日本も韓国も同じであり、日本人と同じ 対応を求める。 ア、沖縄戦韓国人遺族170名

       と遺骨とのデータ照合を直ちに行うこと。太平洋地域9 人の調査・鑑定スケジュールについても明らかにする事。    

       「遺骨返還枠組み交渉」の所管 は厚労省・外務省どちらなのか示す事。 イ、朴春花は沖縄戦遺族、鄭鎭福はク

       エゼリン遺族、董定男は北太平洋海没(白陽丸)、 遺族、張鎭花は北千島沖海没(長和丸)遺族であり、日本人と

       同じように、調査・報告を 求める。 ウ、米軍所管のタラワ島の遺骨の日韓共同の安定同位体比検査を進め国会

       に報告する事。

    (7) 台湾・米国にも事業の開始を伝え、中国との遺骨返還に向けた協議を始め国会に 報告する事

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 

9月16日、ガマフヤー具志堅隆松さんは、南部土砂採取に関する「公開質問状」を全政党および現在行われている自民党総裁選の4候補者に送りました。遺骨が含まれる土砂を辺野古の新基地建設に使うことは「人道上の問題」として許されるものでなく、その対応の是非を各政党、総裁選候補者に求めるものです。下記が公開質問の中身です。

 

       様

 

沖縄本島南部土砂採取計画に関する公開質問

2021916

沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」

代表 具志堅隆松

住所 沖縄県那覇市泊1-28-3

電話 090-3796-3132

 

貴職においては、「沖縄県南部土砂問題」にどのように対応される所存か遺族及び国民に表明してください。

 

(公開質問の趣旨)

沖縄で進められている辺野古新基地建設の海域埋め立ての為、沖縄防衛局は土砂を沖縄本島南部からも採取を計画しています。南部地域は去る沖縄戦で多くの将兵・住民が戦火に倒れ、未だに遺骨も埋もれている地域です。現に私たちボランティアが遺骨を発掘していた最中の沖縄戦跡国定公園内の遺骨発見現場も採石場の予定地となってしまいました。

国のために尽くした犠牲者の骨や血のしみ込んだ土砂を埋め立てに使うなどあってはならないことです。戦没者への冒涜です。ご遺族に説明のつく事ではありません。何故なら戦後に戦没者のご遺族の元に遺骨の代わりに届いた「御霊石」は戦没地の土砂と言われています。その「御霊石」を埋め立てに使うのは、国が先に行った遺族に対する慰霊行為を自ら否定することです。

南部地域の戦没者遺骨の特徴は砲撃などによる破砕骨が多く、さらに76年の歳月の経過で風化が進み、採取不可能な小さな骨は土と化しているのが現状です。

今回の「埋め立て用土砂採取計画」の撤回要請は基地の建設に賛成か反対かではなく単純に人道上の問題です。沖縄戦で亡くなった77,458名の日本兵は全国から沖縄に派兵された青年たちです。このことは沖縄だけの問題ではありません。全国の問題です。ぜひとも、戦没者の救済とご遺族の心情に沿った対応を希望します。

 

※寄せられた回答は「新聞・ブログ記事」の中にあります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 

 

「意見書」採択にお力を!

7月19日、わたしたちは全国の地方自治体(1743議会)の議長宛に沖縄南部の土砂を埋め立てに使わせない旨の「意見書」採択を求める要請書を一斉に送付しました。

さらに今週、立憲民主党、日本共産党、社民党、緑の党の県連・県委員会宛にも政党として、県内議会に意見書提出を働きかけるよう要請する文書を送付しました。

あなたの住む自治体議会での採択を切に願っています。政党任せでなく市民グループ、団体からの働きかけもお願いします。

沖縄南部には全国から招集された若い兵士の遺骨もいまだ収集されず眠ったままで、言わばこの問題は日本人全てに関わる問題だと思います。9月議会には間に合わないかもしれませんが、ぜひ、次の議会に向け意見書が提案されることを願っています。お力を貸してください。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

靖国神社横で南部土砂問題をアピール

  「右も左もない」

 戦没者遺族が集まる「終戦記念日」に合わせ8月14、15日の2日間、靖国神社近くで「遺骨混じりの沖縄南部土砂採取に反対する」アピール行動を行いました。

 小雨降り続ける中、具志堅隆松さんがハンストで座り込み、支援者20人余りが横幕やチラシ配布などして祈念式典や靖国神社参拝に訪れる人たちに訴えました。

 右派グループが集結する靖国通りでの

宣伝活動とあって予期せぬことが発生するのではと心配する向きもありましたが、大きなトラブルもなく終了することができました。

 今回の目的は、本土ではあまり知られていない非人道的な政府の愚行をの方々などに訴えることにありましたが、マスコミも多く取材に訪れ、目的は十分達成することができたと思います。

 日の丸を掲げ靖国神社に向かう数百人のグループの注目を浴び、中には署名やカンパに応じる参拝者もいました。

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ピーター・カズニック氏、慰霊の日に「沖縄を語る」

Part 2:Peter Kuznick: Okinawa Memorial Day. (3:45)

ピーター・カズニック:慰霊の日 (日本語字幕付)

https://youtu.be/wLamOpX2MrM

Part 3:Peter Kuznick: U.S. never leaves Okinawa (7:35)

ピーター・カズニック:沖縄に居座り続ける米国 (日本語字幕付)

https://youtu.be/0fiJF2gynPQ

Part 4:Peter Kuznick: The Japanese government does the dirty work for the U.S.  (2:21)

ピーター・カズニック:米国のお先棒をかつぐ日本政府 (日本語字幕付)

https://youtu.be/mCk51LBmckE

Part 5:Peter Kuznick: Nuclear War with China?(5:25)

ピーター・カズニック:中国と核戦争?(日本語字幕付)

https://youtu.be/Gvj5dnOQIOY

Part 6:Peter Kuznick: Working together with China. (3:05)

ピーター・カズニック:中国との共存 (日本語字幕付)

https://youtu.be/N8AEhT1V5ZY

Part 7: Peter Kuznick: What can we do?. (2:12)

ピーター・カズニック:私たちにできること(日本語字幕付)

https://youtu.be/WWp3a8fHIl8

 

 


 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

若者、ガマフヤーと語る

ボランティアで遺骨収集を続ける具志堅隆松さんを迎え、若者たちが「戦争」「慰霊」「遺骨」などについて率直に語り合いました。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

   武道館前でハンスト抗議計画

     8月14日、15日

 武道館で行われる“終戦”記念式典に合わせ8月14日、15日の2日間、同会場近くでハンストのよる抗議行動を行います。

 コロナ禍で慰霊の日(6月23日)に参加した本土の遺族が少なかったことから、今回は本土の遺族の方々にアピールしようというものです。

 沖縄からは具志堅隆松さんら数人が参加の予定。

 15日は会場周辺は右翼のメンバーらが入り混じることが予想されますが、整然とハンストによる抗議の意志を示すつもりです。ご支援、よろしくお願いします。

 

 

 

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ダウンロード
②ハンスト連帯行動呼びかけ.pdf
PDFファイル 119.4 KB
ダウンロード
③6.23宗教者ネット国会行動チラシ.pdf
PDFファイル 103.2 KB

新報タイムズ記事  <- Clickで表示

新報タイムズ記事  <- Clickで表示

ダウンロード
新報タイムス記事.pdf
PDFファイル 566.1 KB
ダウンロード
熊野鉱山の開発問題について.pdf
PDFファイル 400.7 KB

 

賛同署名へ <- ここクリック